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muelog |
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いろいろ忙しくて全く映画を見ていません。 そんな中、眠れぬ夜にGyaoで無料公開していた「ハンサムスーツ」を見たのでレビューを。 定食屋「こころ屋」の店主、大木琢郎(おおきたくろう / 塚地武雅)。 味も良く、人柄も良い彼の店は馴染みの客でいつも繁盛している。 ただ一つ、彼はブサイクが故に女性にモテない。 そんな彼がある日、着るだけでイケメンになれる「ハンサム・スーツ」を手に入れる。 彼はハンサムスーツを着て「光山杏仁(ひかりやまあんにん / 谷原章介)になり、女性にモテモテ、しかもモデルにスカウトされて、本当の彼とは全く違う生活を手に入れてしまう。 本当の自分と杏仁との二重生活を続ける中、定食屋にアルバイトに来てくれる、美人じゃないけどとても前向きで一緒に居て安心する「もとえさん」と仲良くなり、一方でトップモデルの「来香」とも親密になっていくのだが・・・・・・。 というお話。 とりあえず、谷原章介がすごい。の一言でした。 イケメン状態の時に出る素 = 塚地 の部分を全力で全開でやり倒していました。 すごいなー。 美人だったら、ハンサムだったら世の中得をする、という視点。 杏仁の姿だったら、街で配っているティッシュの数までも多い。という辺り笑えるような悲しいような。 そして田舎っぽい「もとえさん」。でもすごく癒しキャラ。 帰宅するまで、幸せそうな人の様子を写真に撮るという遊び。 なんて心根から朗らかな人なんだろう、と思わせます(勝手に写真を撮る度胸もすごいけど)。 鈴木おさむ原作・脚本だけあって、「ブス」役の「もとえさん」は大島美幸なんですが、私は森三中大好きだし、大島さんはと笑うととてもカワイイと思うので、はまり役だなーと思いました。 全編的に渡辺美里さんの「マイ・レボリューション」がフィーチャーされていて やっぱり元気の出る曲だなーと思ったり。 最後までさわやかで、すっきりしていてステキな話でした。 人情とか素朴な優しさのあふれる映画って大好きです。 本当に眠れなくて困っていた夜に見たので、なんだかとても癒されました。 あ、チョイ役の温水さん最高です。 偶然にも2作品ともホールC、 そして偶然にも作品のヒロインの名前が「アリス」でした。 見た作品は 「Illusionist (イリュージョニスト)」 公式サイト: http://illusionist.jp/ 「アリス・クリードの失踪」 公式サイト: http://www.alice-sissou.jp/ 前者はアニメーションです。 初老のフランス人手品師が、細々とした「営業」で訪れたアイルランドの村で、言葉の通じない女の子「アリス」に靴を買ってあげる。 アリスはそれが「魔法」だと信じて、手品師が村を離れる日に勝手についてきてしまう。 ロンドンに戻った手品師は、アリスが望むままに衣服や靴などを買い与える。そのために慣れないアルバイトまでして。 生活が潤っているわけでもない手品師。無邪気に欲しいものをねだるアリス。 そしてアリスは都会の青年と恋に落ちる。 それを知った手品師は、最後の「手品」をしかけることにする。 というお話。 一方の「アリス・クリード」は実写。クライムサスペンス。 富豪の娘「アリス・クリード」を完璧な計画で誘拐した男2人。 しかし犯人の片方は、実は誘拐されたアリスに対しても相棒の男に対してもいろいろな思惑があって、 一見完璧に見えた誘拐計画が次第に破綻してゆく。 という話。 どちらのお話も結論だけ言うと「女は強いな」なのですが、 どうにも「アリス」という名前の象徴するものが気になりだして。 アリスの代名詞は「不思議の国のアリス」だと思います。 そこに登場するアリス。強い意志を持ち、不可思議な状況にも順応し、周囲に流されることなく悪に立ち向かうような少女。 そのイメージが強いからなのか何なのか、 両方の全く異なった映画に登場する「アリス」もまた、強くて、悪く言えばずうずうしい気質の持ち主だなぁと感じました。 それはルイス・キャロルの名作に拠るところが大きいのか、それともそもそも「Alice」という名前の持つ傾向があるのか何なのか。 日本では案外認知度の高い「名前占い」みたいなのが外国にもあるのかなぁ。 どちらの作品も点数をつけるならば55点くらいなのですが、 偶然続けて見た2作品に不思議な思いを禁じえないのでした。 ちなみにどちらの作品も微妙なハッピーエンド?です。 機会があればご覧あれ! でも、久しぶりに鮮やかな映像美に触れて、爽快な気分になりました。 怪我をして入院している少女アレクサンドリア。 別の棟に入院している、青年ロイ。 アレクサンドリアは英語があまり上手くない。元々は農場主の娘だったのだが、農場を焼かれ父を殺された経験を持つ。 ロイはスタントマン。足を怪我し、恋人を主演俳優に取られて自暴自棄になり、自殺願望を抱いている。 ロイはアレクサンドリアに物語を語り始める。それはロイの創作した物語。復讐のために旅をする男達と、姫の話だった。 お話の続きが聞きたいならモルヒネのビンを手に入れてきて欲しい、と自分の自殺のために少女を使おうとするロイ。 しかしロイのためにアレクサンドリアは怪我をしてしまう。 死ねなかったこと、少女を騙して怪我をさせたこと、全てに嫌気が差したロイは物語を悲しい結末へと導こうとする。 そんなお話です。 とにかく物語シーンの衣装が凄くきれい。デザインも色味も鮮やかです。 登場人物ごとに個性豊かな衣装と色。美しい〜。 それもそのはず。衣装デザインが石岡瑛子さんじゃないですか! amazon.jpによると、 映像の魔術師ターセム監督が贈るファンタジー ザ・フォール/落下の王国だそうです。 「THE CELL」の監督なんですねー。そういうのも全く見ずに借りたのでちょっと驚きました。 登場するお姫様は美しくて、でも狡猾。 それはロイが現実に奪われた女性を投影しているから。 現実のロイは悲観的で、とにかく死にたいと思って居て、その彼が紡ぐ物語もどこかしら感傷的。 映画の終盤で、アレクサンドリアが「どうして殺しちゃの」と泣き、ハッピーエンドになんかならない、とロイが泣く。 でもアレクサンドリアが「もう2人の物語なのに」と訴えて「お願い、殺さないで」とロイに懇願する。 物語はいつだって容赦ないものだと思います。 でも時には作者すら動かす想いがあってもいいんじゃないのかな。アレクサンドリアみたいに。 彼女はまだ5歳で、ただひたすらハッピーエンドにして欲しいだけ。 ロイの現実を投影した悲しい物語だっていう事にはうっすら気付いているけれど、彼女自身にとっても主人公の仮面の盗賊は死んだ父親のような存在。 でもその混同が最終的にはロイを救ったんだろうなぁと思います。 物語はともかく、映画はハッピーエンドですよ。 現実から離れた、鮮やかなファンタジーをどうぞご覧下さい。 |
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